宮城初!乳がん患者向けのエピテーゼ提供サービスを開始

公益財団法人仙台市産業振興事業団では2019年度より「働き方改革促進ビジネス開発委託事業」を開始しました。本事業では、働き方改革を促進する新製品・サービスのアイデアを県内の企業から公募し、開発を委託しています。 この度、委託案件が事業を開始することになりましたので、お知らせいたします。

採択ビジネス

エピテーゼによるこころとからだと働き方の改革(株式会社鈴木デンタルラボラトリー)

企業概要

【企業名】株式会社鈴木デンタルラボラトリー
【設 立】2014年
【所在地】石巻市わかば3丁目3-4
【主事業】歯科技工物(入れ歯や歯の詰め物などの補綴物、矯正装置)の製作、修理、加工

採択事業概要

事故や病気などで欠損した体の一部(乳房、耳、指等)を見た目上復元する医療用人工物(=エピテーゼ)を個人向けに提供するビジネスを新規に事業化しました。エピテーゼを提供するビジネスは宮城では初です。

開発経緯

乳がんは、がんの中でも日本女性がかかる割合(罹患率)がトップであり、罹患数は増加傾向にあります。
乳房切除手術を受けた女性の中には、喪失感により社会から遠ざかる人や、感染症のリスクや術後の化学療法を懸念し、必要な乳房再建手術以外の選択肢を望む患者や家族もいる中、体の一部をシリコンで補うエピテーゼの存在を知らない人も多くいらっしゃいます。

これまで宮城県内にはエピテーゼを製作している事業者はなく、未開拓の領域でした。歯科技工とエピテーゼには材料や道具、工程に共通点が多く、事業の親和性が高いことから、同社は新規事業として今回のビジネス開発にのぞみました。今後、エピテーゼの提供を通して女性の社会や職場への復帰を促進していきます。

また、歯科技工士は国家資格であるにも関わらず、専門学校卒業者の約7割が別の業界へ就職するなど、年々人数は減少し、業界の高年齢化が進んでいます。歯科技工だけでなく、エピテーゼを事業化することにより技工士の職域を増やし、また、エンドユーザーとの関わりを持つことで、業界の担い手を育成していきたいと同社では考えています。

働き方改革促進ビジネス開発委託事業

仙台市産業振興事業団が働き方改革をテーマにした新規ビジネスを公募し、開発を委託しています。
https://siip.city.sendai.jp/n/2019/0401/01.html